動物たちの「快適温度帯」

 夏休み中、暑い日が続いています。学校の畜舎でも暑さ対策をしていますが、この暑さに動物たちもバテ気味です。動物の「快適温度帯」知っていますか?簡単に言うと、「動物が体温を一定に保つことができる温度帯」です。動物にはそれぞれ異なる 快適温度帯があります。快適温 度帯以上の環境では、暑さで呼吸数が増えたり、体温上昇を防ぐためにエサの摂取量が減ったりします。逆に快適温度帯以下の環境では、体温維持のために、動物たちは普段以上の熱生産をしなくてはいけません
 快適温度帯に近い環境を作ることが、畜産では生産性アップにつながります。体重や発育具合で変わりますが、牛では10~15度、豚では20~25度、鶏では18~24度といわれています。日中40度近い気温のこの頃が、動物にとってどれだけ暑いか、分かりますね

動物科学部通信 vol.10 発行

 今月の内容は、「動物たちの「快適温度帯」」、「第4回和牛甲子園に向けて・・・」、「ヒナたちも成長しました!」、「今後の分娩情報(豚)」です。