第3回和牛甲子園を終えて

 1月16~17日の2日間にわたり、品川グランドホール、東京食肉市場において第3回和牛甲子園が開催されました。大会1日目となる16日、朝早く田原を出発し品川へ移動。緊張感漂う中、会場に到着しました。
 盛大に開会式が行われ、優勝旗返還や選手宣誓の後、各学校の取組発表会が始まりました。発表の持ち時間が7分と少ない中で、どの学校も和牛甲子園に向けて取り組んできた内容を発表しており、とても勉強になりました。本校生徒も学校の法被を羽織り、練習してきた成果を十分に発表することができました。1日かけて全30校の発表が終わり、その後、学校交流会が行われました。
 2日目には東京食肉市場において、肥育してきた牛の枝肉共励会が行われました。初めてのセリ、初めての食肉市場に、驚きの連続でした。本校の2頭も枝肉になっており、割ってみなければわからなかった肉質や脂肪の状態をみることができました。 サシがきれいに入っており、おいしそうな牛肉になった姿を確認できて安心しました。 また、他校の枝肉と比べて少し背脂肪が厚いことが分かり、今後対策が必要であることも学ぶことができました。枝肉勉強会の後、本物の購買人さんたちを目の前に、セリが始まりました。 少しでも高値で買ってもらうため、参加生徒全員で「ワッショイ、ワッショイ」と声を出し、自分たちの枝肉をアピールしました。 滅多に参加することのできないことなので、貴重な経験となりました。
 今回の和牛甲子園では、枝肉部門、発表部門どちらも入賞ならず、全国から集まった高校牛児たちのレベルの高さを実感しました。この経験を今後の管理や活動に生かし、来年の第4回和牛甲子園入賞を目指して、これから頑張っていきます。

動物科学部通信 vol.3 発行

 今月の内容は、「第3回和牛甲子園を終えて」、「参加した生徒の感想」、「今月の動物情報」です。